自分だけの履修スタイルを確立せよ!
通信制大学で卒業できる確率は10%程度と、とても厳しいです。
そこには通学ではあまり感じられない、通信だからこそ起こる様々な課題があります。
今回はなぜそこまで通信制大学の卒業が難しいのか。
卒業にはだかる大きな壁をクリアするためのアドバイスと私の学び方をお伝えします。
- 学びの大敵、それは「孤独感」と「生活との両立」
- 孤独感からの脱却には学生同士の関わりが有効
- 自分だけの履修スタイルを確立せよ!
- 成し遂げている!と認めることが、成功をもたらす
- 家族の理解と協力を得よう
学びの大敵、それは「孤独感」と「生活との両立」
通信での学習で一番の大敵といえば「孤独感」です。
この「孤独感」との戦いに打ち勝てないと、卒業は難しいです。
通信で学ぶ場合、周りに同じような環境の人はいないのでほとんど一人で学んでいます。
最初のうちは頑張れますが、その意気込みは徐々に薄れてしまうので、学びのモチベーションの維持はかなり大きなウェイトを占めます。
そしてもう一つ挙げるとしたら「生活との両立」です。
私もそうでしたが、ほとんどの方は働きながら学んでいます。
そのため一日の生活の流れがあります。
その中で学びの時間を工面するのですから、結構大変です。
たとえ履修を進めていても、時には仕事が忙しくなった、生活環境が変わったなどの状況変化によって履修を続けることが難しくなり、結果休学や退学を余儀なくされてしまうこともあります。
これも通信で卒業するのが難しい理由の一つとも言えます。
よって卒業するためには
孤独感を感じさせない
生活の中に履修を組み入れる
成し遂げている事実を認める
家族の理解と協力
このあたりが大事だと思います。
孤独感からの脱却には学生同士の関わりが有効
履修を進める上でなによりも大事なのは孤独感を感じさせないこと。
私の場合は、なんといっても「学友会」の存在がとても大きかったです。
月1回の試験会場に行くと、役員さんや試験を受けに来ている人が必ずいます。
そこで近況報告や他愛のない話、時には後輩さんの学習相談に乗ったりしましたが、それだけで「ひとりじゃない」と思えてくるので孤独感はかなり薄らいだと思います。
卒業率の話とつなげますが、実は学友会に所属した学生の卒業率は、所属していない学生よりも高い傾向にあるそうです。
確かに学友会に所属していた人のほとんどは修了や卒業していました。
それは通学でもそうですが、友達がいれば頑張れるのと同じ原理なんでしょう。
同じ境遇にいる仲間の存在は通信においてもとても心強い存在と言えます。
そう考えると私はあの時学友会の活動になんとなく興味を持ち、後に主力メンバーとなったのも運命的で、もしこうした関わりがなかったらとっくに挫折していたと思います。
だからこそ、気の合う学友と出会うこと、学生同士の関わりを持つ機会をたくさん持ってほしいと願うのです。
一人で頑張れる人はそれでいいのですが、頓挫したり挫折したりする割合は高くなると感じます。
誰か一人でも「学友」と呼べる人とLINEとかでやり取りするだけでも全然違います。
友達の存在のありがたみを感じるのも、通信ならではと言えます。
自分だけの履修スタイルを確立せよ!
生活の中に学習時間を確保するためには生活時間を見直すことが大切です。
自分は性格上、忙しくしていたほうが本領発揮できるので、履修ローテーションを作り、いついつまでに何を達成し、次にどうするか、を事細かく計画して行動しました。
当時の私の1ヶ月を簡単にまとめます。
1日~10日の間 リポート提出
提出後~第3日曜まで 試験勉強
試験終了後~月末 リポート準備、作成と試験用の解答作成
余裕があれば リポートを貯めておき、2科目受験に備える
随時 スクーリングを加える
これをローテーションで回しました。
そのためリポート作成と試験が毎月あり、かなり大変でしたが流れが決まってるのでコツコツがんばれました。
結構ハードでしょ?と思われますが、はいそのとおりです(笑)
常に何かに追われている感じでした。
そんな多忙な毎日でもモチベーションを保てたのはITを駆使した私なりのサポートシステムを作ったからですが、それについてはまた今度まとめます。
成し遂げている!と認めることが、成功をもたらす
精神論じゃないですが、頑張りを認めることは大事です。
私も最初履修要項を見て、取らなきゃならない科目の多さに疲弊しました。
それでもなんとなく「自分は卒業できる」とつぶやいていました。
最初は否定的な気持ちになりますが、どんどんリポートが通り、試験に合格してくると「できるかも・・」と思えるようになり、ゴールが見えてきたら「できる!」と確信が持てるようになりました。
サポートシステムなどで履修が進んでいることが目に見えると、さらにその気持ちは強くなります。
大きな物事を成し遂げるには、やはりその足取りや軌跡を残しておくことは非常に効果的です。
何らかの形に残すことで、「ああ、ここまで頑張ってきたんだな。じゃあまた頑張ろう」と気持ちを新たにすることができます。
これは仕事にも同じことが言えるかと思います。
家族の理解と協力を得よう
これは縁の下の力持ちという部分です。
私も家族の協力があったから卒業できたと思っています。
実習のときは朝早くから夜遅くまで学校でしたので、諸々の家事等は家族にしてもらっていました。
こうした協力があったからこそ、卒業という大きな目標を達成できたと思います。
卒業は自分一人で成し得るものではありません。
もちろん努力があってこそですが、その裏で支えてくれた家族の存在も忘れてはいけないと思います。
通信での学びは孤独だからこそ、モチベーションを維持すること、学友を作ること、家族の協力を得ることが大事です。
卒業に向けて、ぜひ自分なりの履修スタイルを見つけてほしいと思います。