通信制大学の洗礼!学びたいなら自分から動け!
2014年10月。私は京都にある佛教大学の通信教育課程に後期3回生として編入学しました。
今回は入学してから学習のスタートを切るまでの気づきや出会いをお伝えします。
あのー、どこから手を付けたらいいんですか?
よし、入学できたぞ。
ウキウキしながらさっそく入学キットを開けました。
まず目に飛び込んだのが学生証。顔写真に学籍番号、所属学部、入学年度などが記されていました。
学生なんて何十年ぶりでしょう。
それによくよく考えたら大学生じゃないですか。
モワモワ~・・とキャンパスライフなんてものを夢見てしまいました。
しかしその後に出てきた大量の書類で現実に戻されました。
その内容は
- 学習のしおり
- 履修要項
- シラバス(科目の要点やリポート設題、試験範囲などが記された文書)
- テキスト購入用紙などなど。
そう、通信制大学は通学のように手取り足取りなんてしてくれないのです。
おそらく入学した方のほぼ全員がこの
どこからスタートしたらいいのかわからない。
という、学習システムの理解でつまづいてしまうと思います。
多分にもれず私もここで行き詰まり、いきなり頓挫の危機が訪れました。
新入生オリエンテーションへのお誘い
とりあえず学習のしおりから読み始めました。
まずはテキストを読んでリポート書くのね。
え?その後に試験受けるの?
スクーリングって、京都に行けってこと?
ていうか、私何をどの順番から始めたらいいの?順番って決まってるの?
色々見ていくうちに多くの謎が生まれました。
リポートの書き方がわからない
試験ってどんな感じなの?スクーリングってどんなことするの?
そもそもどうやって勉強したらいいの?
学習のしおりや履修要項に付箋を貼りまくっては、何度も読み返したのですがそれでも理解できませんでした。
少しずつ自分なりに噛み砕いてみるものの、どうしても学ぶ道筋が見えてきません。
始めたくても始められない状態が続きました。
後日、一枚のはがきが私の元に届きました。
それは「新入生オリエンテーション(新オリ)開催」のお知らせでした。
読むと、テキスト履修から試験、スクーリングなど学び方のコツを教えてくれるものでした。
「おお、それなら聞いてみたい」
私は早速新オリに参加することにしました。
学友会との出会い
大学には通信制大学としては珍しい「学友会」という大学公認の組織があります。
簡単に言えば生徒会みたいな存在で、同じ学生として大学に改善点を提起したり様々なイベントを開催したりして学生同士の交流を支援しています。
東京駅の八重洲口から歩いてすぐの貸し会議室が会場でした。
おそるおそる入ると、数名の人がいました。
受付を済ませ、席に座り、話を聞きました。
すると書類だけではわからなかった、履修の流れやポイントを数多く知ることができました。
終了後、簡単な懇親会が開かれ、学友会の方や同じ入学生の方たちと交流できました。
そして役員さんが楽しそうにいろいろな人と話をしていたのが気になって、私は学友会の活動に「ちょっと興味ある」なんて言ってしまいました。
それが後に私の大学生活に大きな影響を及ぼすことになるのですがそれは後ほど・・。
教員免許は追加申請が必要
抱えていた疑問はすべて新オリで解決できました。履修に対する不安も少し消えました。
その中で一番大きかった情報は「教員免許を取るなら追加申請が必要」ということでした。
え?教育学部だからそのまま免許関係の勉強できないの?
そう思いましたが、どうやらそうではないようでした。
たとえば私の大学であれば仏教学部は仏教、文学部であれば文学、教育学部であれば教育の専門知識が学べますが、教員免許はあくまで免許であり学部とは関係ないので取りたいなら申請しなさい、ということだそうです。
(文学部の人が国語の教員免許取る、というイメージですね)
そして申請は年2回しかなく、受付期間も10日ほどしかありません。
それを新オリで教えていただいたので、私は急いで申請書類を作成し費用を用意し、無事学習の道筋を作ることができました。
今思えば、新オリ行かなかったらこんな重要案件に気づけなかったなぁ、と改めて学友会の存在に感謝でした。
合わせて「スクーリングも申し込みなさい」とアドバイスをいただいたので、まだ入学して間もないのに来月早速京都の本学でスクーリングデビューになるのでした。