スクーリングの基礎知識
入学して1ヶ月ちょっと経過した12月のとある週末。
私は京都にいました。
そう、初めてスクーリングを受けるために。
スクーリングとは
通信制大学に関わらず、通信で単位を取得する学校に在籍している場合、数回ほど学校に出向いて授業を受けることがあります。
これをスクーリング(対面授業)といいます。
私が新入生オリエンテーションで教えてもらった法則としては、
- テキスト履修:6割
- スクーリング:4割
のようです。
通信制の場合、そのほとんどの履修はテキスト、つまり書籍で自学するのですが、内容によっては実習を伴うものがあり、その授業を受ける場合は学校に登校します。
私の場合は大学が京都なので、京都に出かけることになります。
スクーリングは主に
- 春期
- 夏期(開講する授業数が最も多く、一番来校学生数も多い)
- 冬期
- 短期
- 集中
で構成され、学部によって開講する授業が決まっています。
所属した教育学部の場合は春、夏、冬、集中しかありませんでしたが、仏教学部は短期にも実施されており、授業によっては平日夜に開講するものもありました。
また内容によっては東京や名古屋、福岡といった学外開講もあり、受講できる場合は本学に行かなくても受講できることもあります。
(私の場合は残念ながら全部本学でした・・)
スクーリングは全体の学習計画の柱
これは全体の学習計画を立てるのにもつながりますが、スクーリングは年間で開講スケジュールが決まっています。
そのため何よりも、スクーリング受講を第一に考えて学習計画を立てないといけません。
なぜなら、受講する授業によっては年1回、下手をすると数年に1回しか開講しない授業もあるからです。
数少ない開講のチャンスを逃さないため、まず当年度のスクーリングの日程を確認し、どの授業をどこで受講するかを決定します。
内容も開講時期や先生によって変わるため、例えば教育学購読とかでも引きこもりやニートの話もあればICTやクリティカルシンキングなど多種多様です。
そのためまずシラバスを読んで、自分にとって興味関心が高まる内容を選びます。
そこで日程と科目がうまく合えば受講する、となるわけです。
(つまらないものを聞いてもお金が無駄になります。学ぶのですから元は取らないと)
スクーリングの受講料はだいたい半日授業が5000円ほど、1日になると1万数千円ほどです。
私が受講した授業はほとんどが3日間コースだったので、1科目あたり2万~3万円でした。
ただ一つ問題があるのは、同じ日に受けたい授業が重なることです。
その場合はどの授業を優先するか、見送った授業は別の時期に受けられるのか、翌年に持ち越すのかなどを見極める必要があります。
効率的な受講スケジュールを立ててください。
特に近隣でない地方から受講する場合、交通費や滞在費で多額の出費になりますので、なるべく1回の訪問で数回分の授業を受けてしまうように計画しましょう。
(出会った人の中には1ヶ月マンスリーマンションを借りて一気に授業を受講したツワモノさんもいました)
スクーリングを受けるには
受講する授業を決めたら、締切日までに履修申し込みをします。
現在はネットのみのようですが、受講当時はネットと書面で受け付けていました。
また、遠方の学生(これは本科生のみ)については学割が使えます。
私の大学は往復500kmの場合、交通費が2割引になる制度がありましたので、時々利用しました。
とはいえ多くの人は夜行バス利用が多く、あまり知られてなかったようです。
それぞれを記入し、大学に送付すると、だいたいスクーリング開講1週間前に受講許可証が届きます。
それを持っていよいよ本学へ行くわけです。
受講したスクーリングで印象に残っていたエピソードについては次の機会に。